「悪ノ娘」ができるまで(13) ~思いつき~


……
………

出来たー!

ボカロの打ち込みも完了。
ようやっと曲が一通りできました。

というわけで通しで聴いて確認。

…うーん、それにしてもプロットで色々考えたわりに、結局シンプルな歌になったなー。
まあ、小説じゃないんだし、これでいいとは思うのだが…。

…特に最後の入れ替わりエピソード。あれは入れたかったんだけどなー。
でも、構成上とか、尺の問題が…。


……!


ここで思いつき。
ほんとにただの思いつき。
実際にやるかどうかもわからない思いつき。

ただ、その思い付きの実践のために、曲にちょっとだけ小細工をすることにしました。

ひとつめは、オクターブ下と最後のせりふでレンの歌と声を入れること。
ふたつめは、4番の歌詞の若干の変更。


……
………

これで、本当に曲は完成!
あとはいつもどおり、動画を作って公開!のはずだったのですが…。


(続く)

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「悪ノ娘」ができるまで(12) ~第8章・エピローグ~

処刑の日から数日後
こんな噂が流れました。
あの日死んだのは影武者で
王女はどこかで生きていると。

とある街。
とある港。
人目を忍んでたたずむは
顔のよく似た召使…。


「ごめんね…レン」


むかしむかしの物語…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

8番予定だった部分のプロット。
制作当時は「悪ノ召使」のレンがみずから…、というのではなく
うまく利用された、的なイメージで作っていました。
正に悪ノ娘!にふさわしいオチかと。

双子入れ替わりネタ自体は小説等ではよくある、さほど珍しいものではないのですが
私がそれ系のネタで直接影響を受けたのは
シドニィ・シェルダンの小説「ゲームの達人」の登場人物、イブとアレクサンドラのエピソード。
イブも「悪ノ娘」とは違った意味で、相当の悪女でしたね。

このパートはカットするかどうか最後まで悩んだのですが
最終的に曲の長さの都合でカットするパートを選ぶ際
「シンプルな娯楽作品にしよう!」という当初のコンセプトに立ち返り
エンディングとしてこちらのパートがよいか、それとも前の章でスッパリ終わった方がよいか考えた挙句
作品としては前章で終わった方が締まりがいいだろう、という結論に達しました。
この章はオチとしてはいいのですが、単独の曲として考えると多少の蛇足感が出てしまう気がしたので…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これで制作当時のプロット、おおまかではありますが公開いたしました。
肝心な部分は色々隠したりはしてますが…w
ともあれ、これらのプロットを元に歌詞を作成、いよいよ作品は完成に近付いていきます。

(続く)

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「悪ノ娘」ができるまで(11) ~第7章・最期の時~

むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨してた
齢十四の王女様…


処刑の時間は教会の鐘が鳴る午後三時に決まりました。
牢屋に幽閉された「彼女」がなにを思っているかは
誰も知る由がありません…。

処刑の時間が近づき、民衆たちは断頭台の設置された大広場に集まります。
教会の鐘が鳴り、落ちる刃。

「彼女」が最後に発した言葉は
命乞いでも、民衆への謝罪でもなく
この時間になるといつも言っていた
口癖でした…。


「あら、おやつの時間だわ」


処刑は執行されました。
これで「悪ノ娘」はこの世にはもういない。
全ては終わったのだ。

民衆の誰もがそう考えていたのでした…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

7番(実際の曲では4番)部分のプロットです。
実際の歌詞と、特に描写に変異点はありませんが
呼称を「彼女」とするか「王女」とするかは制作段階で何度か変えています。

プロット段階では「彼女」。
次に紹介する8章をカットした時点で「王女」にしました。
が曲完成間際に、思うところがあって「彼女」に戻しました。

曲中ではAメロがリフレインになっています。
「するは」を「してた」に変えてはいますが。
この、言葉自体はほぼ同じなのに、情景によって違ったとらえ方ができるリフレインの手法が
個人的に好きなんです。
1番では王女の力強さ、権力を表現してた歌詞が
こちらでは哀愁を漂わせるものになっているという…。
聴き手にうまく伝えられているかはわかりませんが。
この手法は「悪ノ召使」でも使っています。

「悪ノ娘」の物語自体はここで終わりですが
後に「悪ノ召使」制作の発端となる
エピローグに続きます。

(続く)

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「悪ノ娘」ができるまで(10) ~第6章・反乱~

悪の王女を倒すべく
ついに人々は立ち上がります。
突如起こった反乱。
それを率いるのは
「赤き鎧の女剣士」と
「青き髪の仮面の男」。

赤き女の怒り。
青き男の怒り。
そして民衆の怒り。
それらは国全体を包み込み、反乱軍は人数だけなら数倍の差がある王国軍を蹴散らします。
王国軍が緑の国との戦で疲弊していたことも幸いしました。

ついに王宮は取り囲まれ
大臣や召使など、家臣たちは全て逃げ出しました。

残されたのは、可愛くて、可憐で、残忍な「悪ノ娘」。
捕えられそうになった王女は思わず叫びます。

「この、無礼者!」

ついに王女は捕えられます。
王国の終焉です。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

6番(実際の曲では3番)部分のプロットです。
青い人に関してはばっさりカットされていますがw
起承転結の「転」にあたるパートです。

「悪ノ召使」を聴いた方はわかると思いますが、ここは超重要なパートです。
ですが、ここでは触れずに8章の解説で説明しようと思います。

余談ですが、当初「悪ノ娘」制作完了時、ここのセリフの棒読み感が心残りだったので
ACT2版でリベンジできてよかったです(^_^)


(続く)


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「悪ノ娘」ができるまで(9) ~第5章・青と緑のその後~


あわれ滅びてしまった緑の国。
しかし「緑の女」は生きていました。
「顔のよく似た召使」が彼女を火の手の及ばない井戸の中に匿っていたからです。
彼もまた「緑の女」に恋をしていました。

王女は彼女の顔を知らない。
ほとぼりが冷めたら彼女を「青い人」に引き渡せばいい。
王女もまさか想い人のいる国まで滅ぼそうとはしないだろう。
召使はそう考えていました。

ある日、召使は王女から羊皮紙の入ったガラスの小瓶を渡されました。
王女が召使に何か重要な頼みごとをする時は、直接口頭で伝えずに、いつもこのような形をとります。
これは召使が昔、王女に教えたとある言い伝えから始まった慣習でした。

召使が小瓶から羊皮紙を取り出すと、そこにはこう書かれていました。


「彼女を、消しなさい。」


「青い人」が井戸の中で見たのは、変わり果てた愛しき人の姿…。
彼はひそかに王女への復讐を誓うのでした…。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

5番(になるはずの予定だった)部分の簡易プロットです。
召使が緑の女を匿っているのを王女がなぜ知ったのかとか色々謎は残りますが…。
そこらへんは実はあまり深く考えていないので各自、脳内補完でよろしいかと。

「ガラスの小瓶」については…、わかる人にはわかると思います。

カットはしましたが、個人的に気に入っていたパートだったので
後の曲に設定やお話等、いろいろと流用しています。

(続く)

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